お金の借り過ぎは自己破産への危険な近道!

昔は担保になるものを提示して査定を受けてお金を借りていましたが、現代は、消費者金融ローンやクレジットカードのキャッシングなど、手軽にお金を借りられる時代になりました。電話やネットで申し込んで早ければその日のうちにお金を手にすることができます。

とても便利でスムーズなローンやキャッシングですが、手軽な分、ついつい借り過ぎてしまう人が後を絶ちません。住宅ローンや教育ローンのように、使用目的を指定したローンではないので使い方は自由ですが、簡単に借りられるからと必要以上に浪費すると、大変な事になります。

借金は、あくまで借りているものですので、利子をつけて当然返さなければなりません。買い物をするにしても、自分の収入額内ですればマイナスにはなりませんが、借金をした時点でもう資産はマイナスになるのです。

手軽に借りられるローンやキャッシングは、金利が高く設定されています。いつ、いくらの収入があり、基本生活費としていくら必要だから、差し引き●●円は毎月返済に回せる、という事を確信してから借りるようにしないと、返済が滞り、利息分がどんどん膨らんでいきます。利息分が膨らむという事は、借りた金額よりもかなり多くの金額を金融機関に払わなければならないという事です。

自分の返済能力以上にお金を借ると、延滞してしまう可能性があります。それがあまりに続くと、金融機関は取り立て業者に取り立て業務を任せます。全部ではありませんが、取り立て業者の中には悪質な恐喝まがいの行為をするところもあり、生活が脅かされる可能性もあります。

それを回避するために他の所からまた借金して返済に充てる、という事も望ましくありません。それが重なると大手からは借りられなくなり、徐々にヤミ金と呼ばれる違法業者からお金を借りる事になります。ヤミ金では法外な利息を要求されるかもしれません。

このように、便利にお金を借りられる時代だからこそ、複雑な危険も潜んでいます。自己破産への道に足を踏み入れないよう、自分の返済能力を客観的に把握した上でローンを組むようにしましょう。

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